ワンデークラウン ガイド
仮歯なしで、麻酔1回で終える
クラウン1本のために2、3回通院し、その間仮歯が取れる―本当にそうする必要がありますか?ソンモ歯科はスキャン・設計・ミリング・焼成・装着の全過程を院内で1日に完結します。材料別所要時間、どんなケースが可能か、費用はどうかをまとめました。
01ワンデークラウン・補綴とは
むし歯や根管治療後に歯を覆うクラウン・インレーは、通常このように進みます。型を取り、仮歯を付け、1~2週間後に再来院して装着。その間に仮歯が取れれば、また来院。 ワンデー補綴はこの過程を1日に圧縮した治療です。スキャン→設計→ミリング→焼成→装着まで、麻酔が効いている間に全過程を院内で完結します。
名目上「当日補綴」を掲げながら実際は外部の技工所に任せているところもあります。本当のワンデーになるには スキャナー・ミリング装置・焼結炉がすべて院内になければ なりません。ソンモ歯科はこのフルシステムを備えており、材料によりスキャンから装着までチェアタイム25~50分で終わります。
ワンデー補綴の条件は3つです。①院内デジタルスキャナー(印象材なしで型取り)、②院内ミリング装置(補綴物の切削)、③院内焼結炉(ジルコニアの焼成)。一つでも外部に依存すれば「当日」は不可能です。
02仮歯なしで1日で終えると何がいいか
単に速いことがすべてではありません。仮歯の期間がなくなることで、臨床的に変わることがあります。
- 麻酔1回で終わる ―歯の切削と装着が1回の麻酔の中で終わるため、2回目の来院の麻酔・痛みの負担がありません。
- 仮歯トラブルゼロ ―仮歯の脱落、仮着セメントの漏れによるしみ、仮歯周囲の歯茎の炎症が根本的にありません。
- 二次感染リスクの低減 ―削った歯が露出する期間が数時間に短縮され、その間に細菌が侵入する余地が減ります。
- 通院回数半減 ―忙しい会社員、遠方から来られる方、歯科恐怖症のある方にとって実質的な違いです。
- 精密度 ―印象材を口に含んで固める方式の代わりに約20μmの精度のデジタルスキャンで、嘔吐反射が強い方も楽に型を取れます。
03ソンモ歯科のワンデーフルシステム
ソンモ歯科のワンデー補綴はドイツのデンツプライシロナ(Dentsply Sirona)のCERECシステムを基盤としています。
| 装置 | 役割 | ポイント |
|---|---|---|
| Primescan | 口腔内デジタルスキャン | 約20μmの精度、印象材なしで型取り |
| Inlab AI設計 | 補綴物デザイン | 数千件の臨床データに基づくバイオジェネリック設計支援 |
| Primemill | ミリング(切削) | 4モーター独立駆動―ハイブリッドブロック約2分、Tessera約12分、ジルコニア約5分 |
| SpeedFire | 焼結(焼成) | ジルコニア焼結約10~14分―従来の技工所方式は8~12時間 |
この中でも特に SpeedFire焼結炉がワンデーの核心です。ジルコニアは切削後高温で焼成してこそ最終強度が出ますが、この過程は技工所では半日以上かかります。誘導加熱方式のSpeedFireはこれを10分程度に短縮し、ジルコニアクラウンの当日完成を可能にします。
04材料別所要時間と特徴
| 材料 | 総所要時間(スキャン~装着) | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| ハイブリッドブロック (LAVA Ultimate, VITA Enamic) | 約10分台 | レジン+セラミック複合、弾性があり衝撃吸収 | インレー、小型修復 |
| CEREC Tessera | 約25分 | 強化ガラスセラミック、審美性と強度のバランス | クラウン、オンレー、エンドクラウン |
| ジルコニア (CEREC MTL) | 約25分 | 最高強度、奥歯の咀嚼力に対応 | 奥歯クラウン |
| e.max CAD | 約40分 | 審美性に優れたリチウムジシリケート | 審美部位クラウン |
材料により切削方式も異なります。ガラス系セラミックは水をかけながら湿式で、ジルコニアは乾式でミリングしてこそ物性が維持されます。Primemillは両方式を対応しているため、材料をケースに合わせて選べます。関連記事: セラミックは水で、ジルコニアは水なしで削る理由
05クラウンだけではありません―インレー・オンレー・エンドクラウン
ワンデーシステムの真の価値は 歯を削る量が少ない補綴を自信を持って勧められる点にあります
- インレー ―むし歯部位のみ精密に削り取り、はめ込む修復。当日完成。
- オンレー・オーバーレイ ―噛む面を覆いながら歯全体は削らない中間段階。クラウンになりかねなかった歯をより保存的に残します。
- エンドクラウン ―根管治療後、歯質が十分残っている歯に、全体切削なしで内部にはめ込んで接着する方式。Tesseraのような強化セラミックと院内加工システムがあってこそ可能な選択肢です。
- クラウン ―残っている歯が少ない時の標準的な保護。奥歯はジルコニア中心です。
「むし歯が大きいから無条件クラウン」ではなく、残っている歯の量を見て インレー→オンレー→エンドクラウン→クラウン の順に最も保存的な方法から検討するのがソンモ歯科の原則です。関連記事: 当日インレー・クラウン―スピードファイア焼結
06当日の治療の過程
診断・治療計画
低線量3D CTとQ-ray蛍光分析でむし歯・亀裂の範囲を確認し、最も保存的な補綴の形態を決定します。
麻酔後の歯の形成
表面麻酔→i-jectコンピューター自動麻酔で痛みの負担を軽減した後、必要な分だけ切削します。
Primescanデジタルスキャン
印象材なしで約20μmの精度でスキャン。嘔吐反射の心配なく数分で終わります。
設計→ミリング→焼成
AI支援設計の後、Primemillが補綴物を切削し、ジルコニアはSpeedFireで10分程度焼結します。この間は楽にお休みいただければ結構です。
装着・咬合調整
麻酔が切れる前に装着し咬合を微調整します。設計データは保管されているため、破損時に迅速な再製作が可能です。
07費用と保証
クラウン・インレーなどの補綴は非給付診療です。ソンモ歯科は 定価制で項目別診療費を全て公開しており、材料(ハイブリッド/Tessera/ジルコニア/e.max)と補綴形態により費用が異なります。正確な金額は 非給付診療費のご案内でご確認いただけ、診断後に総額でご案内します。
- むし歯用のレジン(ボンドフィル弾性レジン)には 5年無償保証 ―脱落時は保証範囲内で再修復
- 補綴設計デジタルデータ保管―破損時の再製作期間・費用負担を軽減
- ワンデー進行による追加費用なし―早く行うからといって多くいただくことはありません
08こんな方に特に向いています
- 休みが取りにくい会社員 ―半休1回で治療完結
- 遠方から来られる方 ―2回来る距離を1回に
- 嘔吐反射が強い方 ―印象材なしのデジタルスキャン
- 仮歯が何度も取れていた方 ―仮歯の段階自体がありません
- 歯科恐怖症のある方 ―麻酔1回、来院1回で終わり
歯茎の炎症が激しい場合、根管治療が先行すべき場合、または複数の歯を同時に修復する場合は段階を分ける方が安全です。当日可能かどうかは診断後に判断し、無理な当日進行より正確な治療が優先されます。
09よくある質問
本当に1日でクラウンができるのですか?
当日に作るのは雑に作るということではないですか?
どんな材料で作りますか?
費用がもっと高くなりませんか?
根管治療した歯も当日クラウンにできますか?
嘔吐反射が強くて型取りが怖いのですが。
当日クラウンの寿命は短くないですか?
インレーも当日にできますか?
クラウンのために何度も来院できなかった方へ
半休1回で十分です。診断から当日可能かどうかまで一度にご確認いたします。
誠信女大入口駅2番出口30秒・火曜夜間診療・土曜昼休みなし診療
火 09:30~20:00(夜間)
土 09:30~14:30(昼休みなし)
昼休み 13:00~14:30・木/日/祝日休診
誠信女大入口駅2番出口徒歩30秒
ユタモール駐車登録2時間無料
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本コンテンツは歯科治療に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の治療の効果や結果を保証するものではありません。治療方法・期間・費用と副作用発生の可能性は個人の口腔状態により異なるため、正確な診断と治療計画は必ず来院相談を通じてご確認ください。非給付診療の詳しい診療費は 非給付診療費のご案内でご確認いただけます。