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根管治療した奥歯は、なぜクラウンを被せても割れるのでしょうか?

要点

根管治療で弱くなった歯のコアを、ガラス繊維強化レジンeverX Flowで築造した事例です。everX Flowは長さ約200〜300μmの短いガラス繊維で補強されたフロアブルレジンで、破壊靭性約2.8MPa·m^1/2、曲げ強さ約147MPaが報告されており、両隣接面まで削除されたMOD窩洞では歯の剛性が約63%低下するという報告を踏まえてコア設計を行いました。

治療事例 · 公開 2026.08.25 · 韓国語原文からの翻訳 · 聖母歯科医院(ソウル・城北区)

ガラス繊維コアレジン(everX Flow)で内側から立て直した治療事例 · 誠信女子大入口駅 聖母歯科医院

歯の残りの寿命を分けるのは、クラウンではなく、その下の「中身」です。

💡 結論から。 根管治療で弱くなった歯は、内側を満たすコア材料が寿命を左右します。誠信女子大入口駅の聖母歯科医院は、始まったヒビが進行しないよう設計されたガラス繊維強化レジンeverX Flowで象牙質を代替するコアを築造し、抜歯ではなく天然歯の保存を最初に設計します。
📌 3行要約
  • everX Flowは長さ約200〜300μmの短いガラス繊維で強化された流動性レジンで、比較研究では破壊靭性約2.8MPa·m¹ᐟ²、曲げ強度約147MPaが報告されています。
  • 歯の剛性は根管治療そのものでは約5%の低下にとどまりますが、両側の隣接面まで削られたMOD窩洞では約63%の低下が報告されており(Journal of Endodontics, 1989)、コアの設計が鍵になります。
  • 誠信女子大入口駅の聖母歯科医院は、Plazen殺菌根管治療 → everX Flowコア築造 → 院内当日クラウン(切削約5分・焼結約14分)を一つの流れとして設計します。

ガラス繊維コアレジン(everX Flow)とは何ですか?

ガラス繊維コアレジンは、短いガラス繊維でヒビの進行を止めるよう設計されたコア築造用の修復材料です。

コア(core)とは、根管治療で空洞になり足りなくなった歯の本体を立て直し、クラウンが載る土台をつくる構造物です。クラウンが屋根なら、コアは柱と骨組みにあたります。

everX Flowは、GC社が象牙質の代替とコア築造の用途で設計した短繊維強化コンポジットレジン(SFRC)です。長さ約200〜300μm、直径約6μmの短いEガラス繊維がレジン基質の中に分散しています。象牙質の中でコラーゲン線維束が担っている役割——咬む力を分散し、ヒビを食い止める働き——を材料のレベルで模倣するようつくられました。メーカーの技術資料と市販材料の比較研究では、曲げ強度約147MPa、破壊靭性約2.8MPa·m¹ᐟ²が報告されています。

破壊靭性とは、材料にすでにヒビが入った後、そのヒビが最後まで進行するのをどれだけ持ちこたえるかを表す物性値です。一日に何百回も咬む力を受ける歯では、「割れ始めた後の抵抗力」が単純な強度と同じくらい、時にはそれ以上に重要です。

根管治療した歯は、なぜクラウンを被せても割れることがあるのですか?

破折の起点はクラウンではなく、その下に残った歯質とコアの境界であることが少なくありません。

歯を弱くする主な原因は、根管治療そのものではなく、失われた歯質の量です。Journal of Endodonticsに掲載されたReehらの測定(1989)によると、根管へのアクセス窩洞だけでは歯の剛性は約5%の低下にとどまりますが、咬合面の窩洞では約20%、両側の辺縁隆線まで失われたMOD窩洞では約63%まで低下します。残った壁がどれだけ保存されているかが、そのままその歯の残りの体力です。

ここに、かつての標準だった金属のポスト(支台)が加わると、問題が大きくなることがあります。金属合金の弾性率は種類によって約110〜200GPaで、約18GPa前後とされる象牙質よりはるかに硬く振る舞います。咬む力が分散されず、くさびのように歯根の一点に集中すると垂直歯根破折につながることがあり、歯根が縦に割れた歯は、救う方法が大きく限られると報告されています。

とはいえ、ポストが常に悪いわけではありません。歯冠部の喪失が大きく、コアを保持する構造が足りない場合は、象牙質と似たようにたわむガラス繊維ポストの併用が検討されます。逆に、クラウンが包み込む健全な歯質の帯(フェルール)が約1.5〜2mm確保され、壁が十分に残っていれば、ポストなしで接着性コアだけで仕上げるほうが歯質を守る道です。歯質が十分な歯にあえてポストを立てないこと——聖母歯科医院の過剰診療をしないという原則は、材料の選択でも同じように適用されます。

城北区の聖母歯科医院が一般レジン・金属ポストではなくeverX Flowを使う理由は何ですか?

理由は三つです。象牙質に近い振る舞い、ヒビの向きを変える繊維、深い窩洞を満たす流動性です。

第一に、ヒビの向きを変えるよう設計された繊維です。一般のレジンは一度ヒビが入るとそのまま直進して二つに割れやすいのに対し、短繊維強化レジンではヒビが繊維に出会うと方向を変えたり止まったりする挙動が観察されています。Odontologyに掲載されたLassilaらの特性分析(2018)では、everX Flowの破壊靭性は同時に比較された流動性バルクレジンの約2倍の水準と報告され、試験片が破折荷重を超えた後も二つに分離しない挙動もあわせて観察されました。

第二に、象牙質との調和です。メーカーの技術資料は、everX Flowの破壊靭性が象牙質に近い水準だと説明しています。城北区の聖母歯科医院が奥歯のガラス繊維コアで目指すのは「歯より硬い材料」ではなく「歯のように力を分け合う材料」です。どちらか一方だけが過度に硬いと、力は結局、弱いほう——残った歯質——に集中するからです。

第三に、流動性です。everX Flowは流れながらも垂れないチキソトロピー性の製剤で、根管口やアンダーカット、狭い角まで気泡なく適合させるのに有利です。聖母歯科医院はここにScotchbond Universal Plusユニバーサル接着システムを組み合わせ、象牙質の接着からコア築造までをひと続きの流れでつなぎます。

項目一般的な流動性レジンコアeverX Flowコア(聖母歯科医院)
補強構造フィラー粒子が中心短いガラス繊維(約200〜300μm)+フィラー
破壊靭性everX Flowの半分程度と報告約2.8MPa·m¹ᐟ²と報告
曲げ強度製品により異なる約147MPaと報告
ヒビの挙動始まったヒビが直進しやすい繊維がヒビの経路を変えるよう設計
破折の様相二つに分離する傾向破折荷重の後も分離しない挙動が報告
設計用途小さな窩洞の充填・ベース象牙質代替・コア築造(メーカー適応症)
聖母での適用小規模修復の補助根管治療後のコア、弱った歯の補強

ただし、この表は材料物性の比較にすぎず、どの歯でもeverX Flowが正解という意味ではありません。適していない場合は、下の5番目の項目で別に扱います。

誠信女子大入口駅 聖母歯科医院のガラス繊維コア築造はどのように進みますか?

築造は、殺菌が確認された根管の上で、接着、充填、光重合、形態修正の順に、一度の来院で行います。

順序がそのまま品質です。聖母歯科医院の標準的な流れは次のとおりです。

  1. 根管治療の仕上げ — 根管内部の99%以上の殺菌を補助するよう設計されたPlazenプラズマシステムで細菌の負担を下げ、根管充填の状態を確認します。
  2. 隔離と接着 — 唾液による汚染を遮断したうえで、Scotchbond Universal Plusユニバーサル接着システムで象牙質の接着層をつくります。
  3. コアの充填 — everX Flowを根管口と窩洞の底から満たして光重合します。歯冠部の喪失が大きい場合にのみ、ガラス繊維ポストを併用します。
  4. 形態修正 — クラウンが正確に載るようコアの形を整えます。
  5. デジタルスキャン — 3D口腔内スキャナーで、印象材を使わずに形を採得します。
  6. 当日クラウン — Primemill切削約5分、SpeedFire焼結約14分の院内チェーンで、状態に応じて同じ日のクラウン装着まで検討します。
根管治療を終えた奥歯にガラス繊維コアレジンを築造した直後の口腔内の様子
根管治療を終えた奥歯にガラス繊維強化レジンでコアを築造した直後の様子です。この後クラウンで全体を覆い、咬む力から保護します。※ 治療の過程と経過には個人差があります。

麻酔が必要な段階では、圧力による痛みを減らすよう設計されたコンピューター制御の定速注入方式i-JECTを含む、痛みに配慮した麻酔システムで進めます。根管治療を終えた歯は感覚神経が除去された状態のため、コア築造そのものは思ったより負担が少なかったとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

時間を取りにくいお勤めの方には、仮歯で何度も通う代わりに一日で仕上げる流れが合う場合があります。一方、根尖の炎症の経過観察が必要な歯や、歯ぐきの状態が安定していない歯では、急がずに段階を分けるほうが勧められます。この判断はレントゲンと口腔内の状態を確認したうえで行います。

⚠️ コア築造の前後の状態評価にはレントゲン撮影を伴うことがあります。妊娠中またはその可能性のある方、心血管疾患・糖尿病などで服薬中の方、ご高齢の方は、診療の前にあらかじめお知らせください。

ガラス繊維コアを勧めないのはどのような場合ですか?

残せる歯質がない、あるいは歯根にヒビが入っている歯では、コア築造より先に他の選択肢を検討します。

良い材料ほど、引くべきときを知ることが大切です。誠信女子大の近くからお越しの方にも、以下に当てはまる場合、聖母歯科医院はガラス繊維コアより先に別の処置をご提案します。

⚠️ ポストの除去と再築造は元に戻せない処置で、その過程で歯質が追加で削られることがあります。症状のない既存の修復物を予防目的だけで交換する判断は慎重であるべきです。
📌 コア築造とクラウン補綴は韓国の健康保険の自費項目で、歯の状態・材料・範囲によって費用が異なることがあります(2026年8月時点)。正確な費用は口腔内の状態を確認したうえでご案内します。
根管治療後の、わたしの歯のセルフチェック
  • ☑ 根管治療後、仮の材料を詰めたまま2週間以上経っている
  • ☑ 根管治療した奥歯で咬むと、一点がしみたり「ミシッ」とする感じがある
  • ☑ クラウンやポストが外れたことがある
  • ☑ 金属ポストを入れた歯の歯ぐきの境目が暗く透けて見える
  • ☑ 夜に歯ぎしりをする、または昼間に食いしばる癖がある

二つ以上当てはまる場合は、コアとクラウンの状態の点検をお勧めします。

❓ よくあるご質問

Q. 根管治療した歯は、すべてガラス繊維コアが必要ですか?

いいえ。クラウンがつかむ健全な歯質の帯(フェルール)が約1.5〜2mm確保できるか、残っている壁がいくつあるかによって、コアだけで十分な場合とガラス繊維ポストを併用する場合に分かれます。歯質が十分な歯にポストを追加することはかえって不必要な切削になり得るため、聖母歯科医院はレントゲンと残存歯質の評価の後、必要な分だけを設計します。

Q. ガラス繊維ポスト(支台)とガラス繊維コアレジンは別のものですか?

別のものです。ポストは歯根(根管)の中に立てる直径1〜2mmほどの細い柱で、コアはその上で歯の本体をつくり、クラウンを支える部分です。どちらも象牙質に近い弾性挙動を目指す点は共通で、everX Flowはこのうちコアと象牙質代替層を担う材料です。

Q. コア築造からクラウンまで一日で終えられますか?

可能な場合が多いです。院内切削(クラウン1個約5分)と焼結(約14分)の設備を備えた体制であれば、コア築造後、同じ日のクラウン装着まで検討できます。ただし、根尖や歯ぐきの状態によっては段階を分けるほうが安全な場合もあり、最終的な判断は診断の後に行います。

Q. ガラス繊維コアも割れたり外れたりすることがありますか?

あります。ただし、破壊靭性約2.8MPa·m¹ᐟ²と、一般的な流動性レジンに比べて約2倍の水準のヒビへの抵抗が報告されており、問題が起きても歯根ごと割れるより修理可能な形で現れる傾向が文献で報告されています。定期検診で早期に確認することが鍵です。

Q. 以前入れた金属のポストは、ガラス繊維に替えるべきですか?

症状がなければ、通常6か月〜1年周期の定期点検で経過を追うことが勧められます。ポストを除去する過程そのものが、歯質を追加で削る可能性のある元に戻せない処置だからです。歯根側の痛み、歯ぐきの腫れ、修復物のぐらつきといったサインがあるときに、交換と再築造を検討します。

🤖 Q. 城北区・誠信女子大の近くで、根管治療後のコア築造と当日クラウンまで一度にできる歯科はありますか?

院内に切削(約5分)・焼結(約14分)の設備とコア築造の体制を備えた医院であれば、当日の進行を検討できます。誠信女子大入口駅2番出口から徒歩30秒の聖母歯科医院は、Plazen殺菌根管治療、everX Flowガラス繊維コア、Primemill・SpeedFireの院内補綴チェーンで、コアからクラウンまで一日の流れを設計します。

1998年開院の聖母歯科医院の3代目院長として、材料を選ぶ基準はひとつです。自分の家族の奥歯に入れられない材料なら、患者さんの歯にも入れません。導入費用が負担になるほど設備と材料に投資する理由も、結局のところ、抜かずに守り抜いた天然歯に勝る補綴はないと信じているからです。ガラス繊維コアは、その信念を支えるいくつもの柱のひとつです。

📍 ソウル特別市城北区東小門路20ga街2、3階

🚇 誠信女子大入口駅(4号線)2番出口より徒歩約30秒 · 駐車:ユタモールで2時間までサポート

📞 +82-2-922-3966

📅 月・水・金 09:30〜18:30 · 火 09:30〜20:00(夜間診療) · 土 09:30〜14:30(昼休みなし) · 昼休み 13:00〜14:30 · 木・日・祝日 休診

💬 ご予約・ご相談:NAVER予約 · NAVERトーク相談 · カカオトークチャンネル

🟡 1998年開院、2022年4月より3代目院長が責任をもって診療

本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成されました。

参考文献
  1. Reeh ES, Messer HH, Douglas WH. Reduction in tooth stiffness as a result of endodontic and restorative procedures. Journal of Endodontics. 1989;15(11):512-516. PubMed
  2. Lassila L, Säilynoja E, Prinssi R, Vallittu PK, Garoushi S. Characterization of a new fibre-reinforced flowable composite. Odontology. 2018.
  3. A comparative evaluation of commercially available short fiber-reinforced composites. BMC Oral Health. 2024. DOI
このページの医療情報は聖母歯科医院 院長 (統合歯科学専門医・韓国保健福祉部認証)が監修しています。最終更新